世田谷の住宅街で落書き 大学生逮捕
ことし2月、東京・世田谷区の住宅街で、住宅の壁や車などにスプレーのようなものによる落書きが相次いだ事件で、近くに住む大学生の男がこのうちの1か所に関わったとして逮捕されました。警視庁は、防犯カメラの映像から、合わせて3人の男が一連の落書きに関わっているとみて捜査しています。
この事件は、ことし2月、世田谷区上馬周辺の住宅街で、住宅の壁や車など合わせて30か所近くに、スプレーのようなものによる落書きが相次いだものです。警視庁は、白い自転車に乗った男ら不審な3人組が周辺の防犯カメラに写っていたことから捜査した結果、自転車の持ち主で近くに住む大学生の東條裕作容疑者(20)がマンションのゴミ集積場の落書きに関わったとして、31日、器物損壊の疑いで逮捕しました。
警視庁によりますと、調べに対し容疑を認め、「赤と黒のスプレーで何か所も落書きをした」と供述しているということです。警視庁はほかの2人の男の行方を捜査するとともに、3人が一連の落書きに関わっているとみて調べています。
自宅の前に止めていた車が落書きされた30代の女性は「車は知り合いに頼んできれいにしてもらいましたが、しばらくは乗ることもできず大変でした。警察の捜査を待っていたので、少しほっとしています」と話していました。自宅のマンションの壁が落書きされた40代の女性は「今度は自分の車も落書きされるのではないかとずっと不安でした。ほかの2人も早く捕まってほしいです」と話していました。
そーす http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150531/k10010098221000.html