NHKニュース
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FIFA巡る事件 さらに25人が不正に関与か
FIFA=国際サッカー連盟を巡る事件で、アメリカの司法当局は、すでに起訴
したFIFAの副会長ら14人のほかに、南米やアジアのサッカー連盟の幹部ら2
5人が不正に関わった疑いがあることを指摘しており、捜査は今後さらに広がりを
みせる可能性が出ています。
今回のFIFAを巡る事件で、アメリカの司法当局は多額の賄賂の受け渡しなど
があったとして、FIFAの副会長ら合わせて14人を組織的不正の罪で起訴して
います。
さらに司法当局は起訴状の中で、副会長らの「共犯者」として、ほかに25人が
不正に関わった疑いがあることを指摘しています。
この25人について、いずれも匿名にしたうえで、FIFAの傘下にある南米や
北中米カリブ海のサッカー連盟や、日本も加盟しているアジアサッカー連盟の幹部
などとしています。
そして、不正の具体的な内容として、副会長らと共にスポーツ関連企業に多額の
賄賂を要求したり、資金の提供に同意したりするなどしていた疑いがあると説明し
ています。
ブラジルでは、政府や議会が独自の調査に乗り出すなか、地元メディアなどは、
ブラジルサッカー連盟のデル・ネロ会長が不正に関わったのではないかと伝えてい
ます。
また、アルゼンチンなどの政府も、この機会にサッカーを巡る不正を徹底的に追
及する姿勢を示しており、捜査の範囲はさらに広がるとみられています。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150530/k10010097141000.html