女医が教える女性の感じ方。大切なのは挿入よりキスとペッティング!なのに男たちは知らない
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耳元で優しい言葉をささやいてみてください。脳内の聴覚神経の近くには『A10』と呼ばれる快感神経があります。この神経はクリトリスなどの外性器にも集中しています。
つまり、『聴覚への刺激=クリトリスへの刺激』といっても過言ではありません。
そこで、耳元で『肌がキレイだね』とか、『手が小さくてかわいいね』など、彼女のことを褒めてあげましょう。また、彼女がお酒にほどよく酔ってきた時に注目してほしいのが『体のどこを触っているか』ということ。
酔うと理性が解放されて、感情や欲望が表に出やすい状態になります。すると、人は相手に触れてもらいたい部分を無意識に自分で触っている場合があるんです。
例えば、手で二の腕をやたらと触っていたら抱き締めてもらいたがっているのかもしれません。唇を触っていたらキスを望んでいる可能性があります。
―逆に、触ってほしくない時のしぐさなどはありますか?
前髪をしつこく触ったり、耳たぶをいじっている時は要注意です。前髪を引っ張るのは、あなたとの間に髪で壁をつくって精神的なストレスを減らそうとしている可能性があります。
また、耳たぶを触るのも今感じているストレスを和らげようとする無意識の行動です。そんな時は、焦らずに会話で盛り上げて、もう一度チャンスを狙いましょう。
―彼女がその気になったら、次はキスをしてもいいんですよね!
そうですね。キスはとても重要です。実は、男性の唾液には性欲を高めるテストステロンがわずかに含まれています。それが口の中に入ることで女性は欲情します。
―キスにはそんな効果があるんですか!
そして、舌や唇には『マイスナー小体』という、わずかな刺激も敏感に感じ取る感覚器官が集まっています。
先ほども言いましたが、女性は男性よりも皮膚感覚が鋭敏です。つまり、舌や唇への刺激は性器を触られているのと同じくらい感じるのです。
―そうだったんですね。
だからこそ、キスがヘタだったり、いいかげんだったりする男性の評価は下がります。
逆に上手で情熱的なキスはオキシトシン、エンドルフィンやドーパミンなどの快楽ホルモンを総動員させ、女性のオーガズムを促すことにもつながっていきます。
つまり、キスを丁寧にすればするほど、その後のセックスも盛り上がるということです。
逆にキスを雑にしてしまうと、あなたに対する興味が一気に失せてしまう可能性もあります。『優しく丁寧なキスなくして、女性をイカせるのは難しい』と思ってください。
―わかりました。
ペッティングは女性の心を濡らして、体も濡らす大切な行為です。“ペッティングを制する人はセックスを制します”。
すぐに挿入したがる男性が多いと聞きますが、そこはグッと我慢して、ペッティングを大切にしてください。
http://wpb.shueisha.co.jp/2015/05/29/48444/