競泳・冨田被告有罪:「悔しくてたまらない」コメント全文
ただ今、裁判所は私に対して有罪判決を下しました。
真実は一つ」という私の主張が認められず、誠に残念です。今は、悔しくてたまらないというのが私の正直な気持ちです。
プール内での防犯カメラの映像が全く不鮮明で、人物やカメラの特定ができていません。
また、切り離された望遠レンズには、私の指紋も確認されていません。
それなのに、私の言い分を取り上げないで、私を窃盗犯人だと断定して有罪にすることには納得がいきません。
私が取り調べ段階で認めたことについても、通訳人から「犯行を認めないとみんなと一緒に帰れない」などと言われたからです。
証人に立った警察官の方は否定していますが、私は通訳人からはっきりと言われたことを覚えています。
また、日本語もあまり上手ではありませんでした。
その通訳人は、検察官の請求にもかかわらず、どうして証人として出頭しないのでしょうか。
私には、裁判で証言することを恐れて逃げたとしか思えません。
この判決に対して、控訴するかどうかは、弁護士と協議して決めたいと思います。
最後に重ねて申し上げます。
私は絶対に盗んではいません。
日本の代表選手として出場した私にもプライドがあります。
神聖な競技会場で、私は人のものを盗むような行為をするはずがありません。
身の潔白を改めて強く主張します。
http://mainichi.jp/sports/news/20150529k0000m040009000c.html