中国に対抗し東南アジアの国防費急増 インドネシア2・4倍、ベトナムは潜水艦3隻追加(2/2ページ)
スプラトリー諸島やパラセル(中国名・西沙)諸島の領有権をめぐり中国と衝突するベトナムは、
ロシアからキロ級潜水艦をすでに3隻入手し、さらに3隻を加える。
インドネシアも韓国に3隻の潜水艦を発注済み。
潜水艦の増強を図るシンガポールは、南シナ海での潜水艦航行に関するルール作りを周辺国に呼びかけている。
中国批判を強めるフィリピンのガズミン国防相は、米ハワイで27日に行われる米太平洋軍司令官交代式に出席後、
カーター国防長官と会談する予定。さらなる装備品協力などを要請するとみられる。
世界屈指の主要航路である南シナ海で、各国が海軍や沿岸警備能力を向上させていることについてロイター通信は、
領有権をめぐる衝突リスクを「おさえ込むことが難しくなるだろう」との見方を伝えた。
ラジャラトナム国際研究所(シンガポール)のリチャード・ビツィンガー上級研究員は「紛争が起きれば展開は早く、壊滅的な被害になりえる」と警告する。
2015.5.26 19:28 産経新聞社
http://www.sankei.com/world/news/150526/wor1505260036-n2.html