日EU首脳協議「南シナ海」「ウクライナ」で連携確認
安倍晋三首相は29日、欧州連合(EU) のトゥスク大統領、ユンケル欧州委員長と首相官邸で首脳協議を行い、
南シナ海での岩礁埋め立てへの懸念やウクライナへの支援継続を盛り込んだ共同声明を発表した。
共同声明では、中国を念頭に「東シナ海・南シナ海の現状を変更し、緊張を高める一方的行動を懸念している」と明記。
ロシアによるクリミア半島の併合を「決して承認しない」と批判した。
北朝鮮に「拉致問題を含む人権侵害を終わらせる」ことを求めた。
日本 とEUの経済連携協定(EPA)については早期締結の重要性を確認し、「2015年末までに合意に達することを目指す」とした。
首脳協議後の共同記者発表で首相は「国際社会の平和と安定の実現に向け連携を一層深めたい」と強調。
トゥスク大統領は「東アジアの平和と安定に貢献したい」と応じた。
2015.5.29 20:24 産経新聞社
http://www.sankei.com/politics/news/150529/plt1505290043-n1.html