インド熱波、死者800人超に 首都で道路溶ける
AFP=時事?5月26日(火)19時13分配信
インドのハイデラバードで酷暑の中、顔を布で覆ってスクーターに乗る人(2015年5月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インド全土を襲っている熱波による死者は、26日までに800人以上に達した。首都ニューデリー(New Delhi)では道路が溶け出す事態も起きている。
【写真10枚】うだる暑さをしのぐ人々
インド各地では最高気温が50度に迫る酷暑が続いており、暑さが和らぐ兆しはない。病院は心臓発作の患者の発生に警戒し、当局は人々に屋内にとどまるよう呼び掛けている。
最も厳しい熱波に見舞われている南部のアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州では先週、550人が死亡。週明け25日の気温も47度まで上昇した。また同州の南のテランガナ(Telangana)州の先週の死者は231人となっており、週末も気温は48度に達した。
一方、西部のオリッサ(Orissa)州では11人、東部の西ベンガル(West Bengal)州では13人が、熱波による死者として確認されている。
印日刊紙ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)によれば、25日にはニューデリーでも過去2年で最高の45.5度に達し、例年この時期の平均気温よりも5度高くなった。同紙が1面に掲載した写真では、ニューデリー市内の主要道路が熱によって溶け、横断歩道の塗装がアスファルトに混ざっている様子が写されている。【翻訳編集】 AFPBB News
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