中国、日用品の輸入関税を一部引き下げ 6月から
【北京=共同】中国財政省は25日、衣料品や靴、日用品の一部の 輸入関税を6月1日から引き下げると発表した。
中国で売られている 輸入品の値段を引き下げ、国内消費が増えるよう刺激する。
中国人が日本など海外で大量に買い物をする現象を沈静化させるのが狙いだ。
毛皮の衣料品の関税を23%から10%に、ウールのコートの関税を 16%から8%に下げる。
スーツや靴、スキンケア用品も引き下げ対象となる。
日本製品が人気となっている紙おむつの関税も7.5%から2%に引き下げる。
中国では、高級品を中心に高い関税が課せられており「同じものなら海外で買った方が安い」との不満が強い。
特に日本は円安で割安感が広がったため、買い物をする中国人が増えている。
財政省は「多様化する消費者のニーズを満足させる」と説明した。
中国は経済成長の鈍化に伴い、国内消費を成長の原動力に育てることが課題になっている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO87279140W5A520C1FF8000/