http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20150523ddlk26010548000c.html
今国会に提出された安全保障関連法案について、真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)は21日、記者会見を開き、声明を発表した。「先の大戦で戦争に積極的に協力し、多くの人々を死地に送り出した歴史があり、その過ちを慙愧(ざんき)する教団として強く反対の意を表明する」との立場を明らかにしている。
里雄康意・宗務総長名で出された声明では「今般、戦争行為を再び可能とする憲法解釈や新しい立法が、『積極的平和主義』の言辞の下に、何ら躊躇(ちゅうちょ)なく進められようとしている」と指摘。「日本国憲法の立憲の精神を蹂躙(じゅうりん)する行為を絶対に認めるわけにはいかない」としている。声明文は首相官邸にも郵送した。