スタバ出店で「すなば珈琲」も3倍!ピンチをチャンスに!
スポーツ報知?5月24日(日)7時4分配信
全国で唯一、米系コーヒー店チェーン・スターバックスコーヒージャパン(東京)の店舗がなかった鳥取県で23日、JR鳥取駅南側に「シャミネ鳥取店」がオープンした。前日から客が並び始め、開店前には約1000人の行列ができる大盛況。一方、昨年4月に地元企業がスタバをもじって鳥取市内に出店した「すなば珈琲」も普段の週末の3倍の大入り。スタバとの相乗効果で売り上げアップを狙う。
「スタバ空白地」の鳥取県に、ついに新店舗がオープンした。開店を待ちかまえる客が22日の昼ごろから店舗前の路上に集まり、深夜までに150人が行列。午前7時の開店前には約1000人にまで伸びた。
その店舗から線路を挟んで400メートルほど離れた場所にあるのが「すなば珈琲鳥取駅前店」。スタバがないことについて平井伸治知事が鳥取砂丘を「砂場」に例え、「スタバはないけど、日本一のスナバはある」と発言し話題となったことから、地元企業が「スタバ」をもじって出店。昨年4月にオープンした。
現在、市内に3店舗。国内だけでも1000店舗以上があるスタバとは“アリと巨象”だが、サイホンで抽出したコーヒーを売りに、地元特産品の「モサエビ」を使った「もさ海老カレー」や「マグロカツホットサンド」などフードメニューも充実させ、好評を得てきた。
“本家”の開店を受け「ついにこの日がやって来ました 大ピンチキャンペーン」なる自虐イベントをスタート。「スタバよりもまずいと言われたら無料」「スタバのレシート持参でコーヒー半額」などのサービスで対抗。この日は、プレゼントのマグカップ目当てに30人の行列ができ、予定の午前7時30分より1時間早く開店した。
同店によると「普段の休日の2~3倍の入り。観光客の方が多いのですが、『応援してますよ!』という温かい言葉もいただいています」。スタバのオープンに合わせ、全国規模で「すなば珈琲」の名前が報じられたことで注目度が上がったことが大きかったという。
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