「世界の子供たちにワクチンを届けよう」と呼びかけ、全国からペットボトルのキャップを集めているNPO法人「エコキャップ推進協会」(エコ推、横浜市)が平成25年9月以降、キャップの売却益をワクチン支援事業に充てていなかったことが10日、分かった。
会見したエコ推の矢部信司理事長(55)は事実関係を認め、「昨年度は(売却益を)障害者支援事業に充てたため、ワクチン支援事業に寄付する資金がなかった」と釈明した。
エコ推は19年に設立。全国から集めたキャップをリサイクル業者に販売し、売却益で社会福祉事業に取り組んできた。
これまでに123億個以上の キャップを集めて売却。
世界各地へポリオなどのワクチンを送る活動をしている認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV、 東京都港区)に
総額約1億2400万円を寄付してきたが、25年9月以降 はJCVへの寄付を停止していた。
矢部理事長は「決して私腹を肥やしていたわけではない。今後もワクチン支援は続けていく」と強調し、「市民や関係者に多大なご心配をおかけしたことを心から陳謝する」と謝罪した。
おソース
http://www.sankei.com/smp/affairs/news/150410/afr1504100038-s.html