マック“スマイル0円”復活
05月21日 15時34分
商品への異物混入など、相次ぐ食の安全の問題で業績の低迷が続いている「日本マクドナルド」は、
メニューを大幅に見直したり、客を笑顔でもてなす「スマイル0円」の表示を全国の店舗で復活させるなど、
立て直しに向けて新たな販売戦略を発表しました。
日本マクドナルドは、商品への異物混入や使用期限切れ食材の問題などで、親子連れを中心に
来店客の数が大きく減り、売り上げは去年7月以降、10か月連続で2桁のマイナスとなるなど、
業績の低迷が続いています。
立て直しに向けて、サラ・カサノバ社長が、21日、都内の店舗で新たな販売戦略を発表し、
親子連れや女性客を呼び戻そうと、野菜と鶏肉を使ったハンバーガーを新たに投入するほか、
セットでポテト以外にサラダも選べるようにするなど、野菜を多く取り入れたメニューに大幅に見直しています。
また、客を笑顔でもてなす姿勢をアピールしようと、かつて多くの店のメニューに表示されていた「スマイル0円」を、
全国の店舗で復活させる方針です。
カサノバ社長は「スマイル0円はマクドナルドの原点であり、ブランドの象徴だ。お客様の声を聞いて
変化していくことを見て頂きたい」と話していました。
信頼回復に向けて日本マクドナルドは、材料の産地をホームページで公開する取り組みなども始めていますが、
新たな販売戦略で客離れを食い止められるのか、注目されます。
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150521/4900571.html