インドネシア覚せい剤密輸 日本 人の男に終身刑の判決
2015/05/20
覆面姿で無実を訴えていた日本人の男に、判決が言い渡された。
インドネシアへの覚せい 剤密輸。
その罪に下されたのは、求刑を上回る終身刑だった。
判決を前に20日、鉄格子の中から、
「わたしは、故意に麻薬などを持ち込むような人間ではありません。絶対に、わたしは無罪です」
と、あらためて無罪を訴えたバンダナ姿の男。
2014年11月、インドネシアに2.3kgの覚せい剤を持ち込もうとした罪で、現地で裁判を受けている愛知・半田市の川田大被告(73)。
逮捕直後、覆面姿で取材に応じた川田被告は
「絶対にありません! 絶対にありません! I swear GOD(わたしは神に誓う)、神に誓ってやりません!」
と、両手で何回もバツを作り、 やっていないと強調していた。
リュックに隠されていた覚せい剤は、世界銀行幹部を名乗るエドワードという人物からスタッフへのギフトとして預かったもので、はめられたと主張していた。
インドネシアでは、つい最近も、麻薬を密輸した外国人らに対する死刑が執行されていて、今回の判決公判にも、大勢のメディアが 集まるなど、注目が集まった。
日本時間午後2時すぎに始まった注目の裁判。
裁判長は「われわれは、川田大被告を終身刑に処することを決めた」と述べた。
川田被告に言い渡されたのは、死刑の次に重い、終身刑。
これは、検察側が川田被告が高齢であることなどを理由に、禁錮16年と罰金およそ920万円とした求刑を上回る厳しいものだった。
判決後、FNNの取材に応じた川田被告は
「納得できないですね、全く。善良な人をこのような裁判でもって、被害者を苦しめるなんてことは、イスラムの国がやっていいんですかね。信じられませんね。(今後は?)上告しかないですね」
と話した。
川田被告は、判決に納得できないとして、控訴する考えを明らかにした。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00292840.html
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その他の発言
「世界銀行の幹部を名乗る人物とメールで知り合い、荷物を運ぶように依頼された。マカオで女性からリュックを渡された」
「バッグの中に何が入っているかは知らなかった」
「青天の霹靂、何たる天のいたずらかと思ったくらい、びっくり仰天でした」
「私は加害者ではなく被害者です」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2496591.html