継母が妹を殺した動画を12歳娘に見せる父
腹を踏みつけて殺害、姉に「私が殺した」と証言させる「いとこから性的暴行を受けた」という証言も強要
夫の連れ子の女児（8）の腹を踏みつけ、腸を破裂させて死なせた上、姉（12）に「私が妹を殺した」といううその証言をさせた継母の女（35）が、ほかにもうその証言を強要していたことが分かった。
女は子供たちを保護しようとした義姉妹との接触を断つため、義姉妹の息子（18）を性的暴行犯に仕立て上げた。
昨年2月、女は児童保護センターに「B（被害女児）が2011年、父方のいとこから性的暴行を受けた」と届け出た。
ところが、同センターが被害女児の身体検査を行ったところ、性的暴行を受けた痕跡は見つからなかった。
すると女は2カ月後「A（被害女児の姉）も（性的暴行を）やられた」と同センターに届け出た。
同センターは「（性的暴行が）事実であれば警察に届け出るように」と数回勧告したが、女は拒否した。
同センターが被害女児の姉の証言を不審に思い、身体検査も行わなかったため、女は学校や教会などで「子供がいとこから数回性的暴行を受けた。義姉妹は自分の子を育てていたとき、服もろくに買ってやらず、虐待していた」と言いふらした。
また子供たちには「外に出たら『世の中で一番怖いのはおばだ』と言え」と命じた。
被害女児の姉は最近、裁判所で「継母が『もっと金を取らなきゃいけないから、“いとこから性的暴行を受けた。妹もやられるのを見た”と言え』と命じた」と証言した。
女と夫は、義姉妹が子供たちに買い与えた携帯電話を取り上げ、被害女児のものは女が、姉のものは夫が使用していたことも分かった。
女が児童虐待容疑で逮捕されるや、夫は釈放を求めるため、子供たちの実母である前妻の元を訪れ「Bが（病気で）腹を痛めて死んだのに、継母のせいにされた。
母親が家にいないから、Aがとてもつらい思いをしている」と告げて、嘆願書2通を書かせた。
夫は被害女児が腸の破裂で失神したとき、2 日間放置した上、被害女児が死に至る過程を撮影した動画を、葬儀の際に被害女児の姉に見せていたことも分かった。
夫は被害女児をすぐに病院に連れていかなかった理由について「病院に払う金がなかった。普段からしょっちゅう腹が痛いと言っていた」と供述した。
夫は職場から帰宅した後「子供たちがうそをついた」「私に反抗した」などという女の話だけを聞き、子供たちに体罰を繰り返した。
子供たちは昼間は継母から、夜には父親から暴行を受けていたというわけだ。
金垠廷（キム・ウンジョン）記者 , チョン・ヒョンソク記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
2014/04/07 11:42
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/07/2014040701545.html