伊方原発:安全審査「合格証」20日提示 規制委
2015年05月18日
原子力規制委員会は18日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)の再稼働の前提となる安全審査で、事実上の「合格証」となる審査書案を20日の定例会で提示すると発表した。
審査書案が了承されれば、新規制基準に基づく合格は九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に続き3カ所目となる。
規制委は20日の定例会で審査書案について議論し、30日間の意見公募をした後、審査書を正式決定する。
再稼働には、工事計画など二つの認可や地元同意手続き、事前検査が残っており、来年にずれ込む見通し。
四電は2013年7月に安全審査を申請。
想定する最大の地震の揺れ「基準地震動」は申請時の570ガル(ガルは加速度の単位)から650ガルに、 想定する最大の津波高さ「基準津波」は約4メートルから8.12メートルに引き上げた。【鳥井真平】
http://mainichi.jp/select/news/20150519k0000m040058000c.html