自ら動き背中で教える日本、部下に自信を持たせる米国、人格者の中国――。日米やアジアの計5カ国の企業の部長や課長を対象にした調査で、目指す管理職像について、こんな違いが分かった。
日本は職場の皆が同じように長時間働くことで心理的距離が縮まり、仕事が円滑に進むと考える管理職が多いと、調査したリクルートワークス研究所は分析した。
調査は昨年9~10月、インターネットで実施。日米、中国、タイ、インドの企業の人事・営業などの部長、課長計1553人の回答を分析した。
仕事に充てる時間のうち、自ら業績目標を担う「プレーヤー」として働く時間の割合は、課長職では日本が39.0%と最も高い。部長や課長が目指す管理職像(自由記述)は、日本では「率先垂範」「信頼される」「責任を取る」などの回答が多く、同研究所は「模範を示し、自分にも他人にも厳しい」と理想の姿を分析した。
調査では理想の管理職像も明らかになった。米国は、部下への公平性や誠実さ、部下の能力を高めることを重視。中国は人格と大局観を備えた管理職が望まれる。〔共同〕
以下ソース
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG18H5D_Y5A510C1000000/