米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画阻止を訴える県民大会が17日、
那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれた。主催者発表で約3万5千人が参加。
「道理と正義は私たちにあり、辺野古に基地を造ることは不可能」などとする決議文を採択した。
県民大会は2012年の米オスプレイ配備反対集会以来で、普天間問題をめぐっては5年ぶり。
翁長雄志知事を支持する移設反対の市民団体や県議会与党などが中心になった実行委員会が主催した。
翁長知事はあいさつで「安倍晋三首相は『日本を取り戻す』と言っているが、沖縄は入っているのか。
沖縄はいつまで自らを投げ捨てなければならないのか」と述べ、辺野古移設を進める安倍政権の姿勢を批判。
「あらゆる手法を用いて辺野古に基地は造らせない」と強調した。沖縄の負担軽減が進まない現状を指摘し、
「政治の堕落だ。日本の独立は神話だと言われないよう、安倍首相、がんばってください」とも語った。
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20150517002152.html