チェチェンの早婚・多妻に批判=57歳署長が17歳少女と
時事通信2015年5月17日(日)06:19
【モスクワ時事】イスラム教徒が主体のロシア南部チェチェン共和国で16日、既に妻帯者である地元警察署長(57)が未成年の女子生徒(17)と結婚し、物議を醸している。ロシアの民法は早婚や一夫多妻制を認めていない。
プーチン大統領は2度の紛争に揺れたチェチェンの懐柔を狙い、共和国のカディロフ首長に事実上の「1国2制度」を付与している。その結果、旧習が黙認され、人権侵害が横行しているとして、全土で批判が起こりつつある。
独立系紙ノーバヤ・ガゼータによると、女子生徒はヘダ・ゴイラビエワさん。地元警察のナジュド・グチゴフ署長は「花嫁」を渡すよう少女の両親を脅迫した疑いがあり、チェチェンなどに今も残る「誘拐婚」に近いとも指摘されている
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-150517X145.html