毎月恒例とあって、意外と気にかけない生理。そして、生理用品の使い方は、思春期以来、ほとんど変わってない人が多いかもしれません。
特に、タンポンは、使い方を間違ってしまうと、重大な病気につながってしまうこともあるといいます。
生理期間にも、清潔感に溢れた女性でいるために、おさらいしてみましょう。
タンポンの正しい使い方とは?
タンポンを変えた後、当然手を洗うと思いますが、タンポンを使う前に手を洗うという人は、少数派かも知れません。
タンポンを使う前も、手を清潔に洗うのは大切なことです。これは、知らずと手についているバイキンがタンポンに付着し、それが膣内に入ってしまうのを防ぐためです。
タンポンをこまめに変える、その理由は?
タンポンを取り替えるタイミングについて、知っていますか?「タンポンが経血の吸収キャパを越えたように見えたら変える」という人は、ちょっと注意しましょう。
通常、タンポンを取り替える時間の目処は、約8時間おきとされています。これは、タンポンに吸収された経血に膣内の菌が繁殖し、敗血症を招いてしまうことを防ぐためなのです。
この敗血症は、「トキシックショック症候群(TSS)」と呼ばれ、急な発熱、吐き気、湿疹、めまい、下痢といった症状があらわれます。こんな症状が現れた場合、初期の段階ですぐに病院へ行かなければいけません。これは、タンポンを使用している女性に多く見られますが、それ以外にも、やけどや虫さされなどの感染によって引き起こされることもあるといいます。
今までタンポンを1日に1、2回しか変えていなかったという人は、今からでもきちんと変えましょう。湿ったタンポンは、バクテリアにとって絶好の繁殖場になるということを忘れずに。
経血量に合ったものを選ぶ
タンポンにも「多い日用」「少ない日用」というタイプが分けられています。経血量にあったタンポンを選ぶことも、TSSを予防するためには重要。「経血量に合った、吸収量が最も少ないタンポンを常に使用する」ということが、大切なのだそう。そのため、家には「多い日用」も「少ない日用」も常備して、生理の日数に合わせて使うことがすすめられています。
タンポンはどのタイミングで変えるべき?
タンポンは、トイレへ行く度に取り替える必要があるのでしょうか?「Cosmopolitan.com」によれば、「医学的には、排尿の度に変える必要はないが、尿がついてしまった場合は変えないと不清潔。一方、お通じを済ませたら、その都度変える必要がある」と記載されています。これは、バクテリアの繁殖を避けるためです。
おわりに
普段何気なく使っているタンポン。旅行やスポーツの時にはとても便利ですが、その使い方を間違えるとバクテリアの繁殖へとつながり、悪臭を放つ原因になるということも、覚えておきたいものですね。
http://howcollect.jp/article/11690