スクールカウンセラーら約50人が公開セミナーに参加 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/05/15(金) 20:49:59.34 ID:wRhvQKox

 非行に走る子どもの心理を理解しようと、三田学校臨床心理研究会がこのほど、ウッディタウン市民センター(兵庫県三田市けやき台1)で、小中学校の教諭やスクールカウンセラーら約50人が参加する公開セミナーを開いた。児童精神科医の宮口幸治さん(49)が講師を務め、非行を防止するために子どもの認知機能を育むトレーニングについて学んだ。

 同研究会は角田豊・京都教育大教授(52)=志手原=が会長を務め、2005年に本格始動。原則年1回のセミナーを開いている。

 宮口さんは講演で、非行の原因について、見聞きしたものを理解する能力や、見えないものへの想像力をつかさどる認知機能が弱い場合があると指摘。認知機能が弱いと、計画的な努力や感情の統制、環境に応じた協調などが苦手となり、周囲とのあつれきにつながるという。

 ワークショップでは、実際に体を動かして認知機能を高める方法を学んだ。複数人で互いに棒を投げ合ったり、複雑なポーズを言葉だけで相手に伝えたり。自分の身体感覚を高め、相手への理解を深めることを体験した。

 不登校児童の支援施設に勤務する大阪市の臨床心理士の女性(28)は「楽しみながら取り組めるので、ぜひ現場で活用したい」と、実践的な内容に感心。宮口さんは「普段子どもの身近にいる大人たちにこそ、悩める子ども特有の心理や支援策を知ってほしい」と訴えた。(神谷千晶)

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