ロンドン五輪の米リレー銀メダル 剥奪へ NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150514/k10010079571000.html
陸上男子100メートルの元世界王者のタイソン・ゲイ選手がドーピング検査で資格停止となったことを受けて、ロンドンオリンピックの男子400メートルリレーでゲイ選手がメンバーだったアメリカチームの銀メダルが剥奪されることになりました。
ゲイ選手は2007年の世界選手権で100メートルなど短距離の3種目を制したトップ選手で、おととしのドーピング検査で禁止薬物に陽性反応が出たため、去年、アメリカのアンチドーピング機関から1年間の資格停止処分を受けました。
アメリカオリンピック委員会の公式サイトによりますと、ゲイ選手の処分を受けてIOC=国際オリンピック委員会が、ロンドンオリンピックの男子400メートルリレーで2位となりゲイ選手がメンバーだったアメリカチームを失格にしたということで、アメリカチームは銀メダルを剥奪されることになりました。この銀メダルについてゲイ選手はすでにアメリカオリンピック委員会に返還しています。
アメリカオリンピック委員会は「メダルの返還に応じて、クリーンな選手を守る手法を支援する」という声明を発表しました。