【5月14日 AFP】中国で、絶滅の恐れがある野生のパンダ1頭が肉と毛皮を目当てに殺された事件をめぐり、10人が身柄を拘束された。国営・中国中央テレビ局が13日、伝えた。
 報道によると昨年12月、雌の成獣のものとされるパンダ1頭分の毛皮と肉9.75キロ、骨4本と胆のう1個が見つかった。中国では希少種の動物を売買する闇市場が盛況だが、パンダの肉が売られることはまれだという。
 警察は、雲南省昭通市近郊の森でパンダを撃ち殺したとして、兄弟2人を拘束。また、この兄弟からパンダの肉を買った人物1人の身柄も拘束した。拘束された残り7人の身元や、事件にどのように関与したのかは不明。
 中国では、パンダなど保護対象とされる動物を殺した場合、最大で懲役10年の刑が科される。(c)AFP
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