小学校:新1年生、女子ばかり 児童の感想は 石川・七尾
2015年05月14日 08時30分
石川県七尾市和倉町の市立和倉小学校 (高田浩校長、児童119人)に今年4月、女子児童ばかり14人が入学し、1カ月余りがたった。
同校で新入生が女子だけになったのは、記録が残る1941年以降初めてだ。
共学校としては全国的にも珍しい「全員女子」 のクラス。
学校生活になじみ始めた児童たちの感想は??。
校舎内の1年生の教室では、女子児童たちが元気な様子で図工の授業に取り組んでいた。
「先生、できました」。お手本にそっ て紙をはさみで切り抜き、出来上がった作品を見せ合っていた。
和倉小では各学年とも1学級 編成で、クラスに同性しかいないのは1年 生だけだ。
過去の記録をさかのぼっても同じことはこれまでなかった。
和倉小の新入生は例年、近くにある和倉保育園卒園者が大半を占める。
今年3月の卒園者は女子10人、男子4人の計14人。
女子が全員和倉小に進学したのに対し、男子はいずれも自宅が校区外にあるなどの理由で他校に進んだ。
さらに七尾市内の他の保育園卒園者ら3人と、家族とともに大阪府内から転入してきた1人のいずれも女子の計4人が和倉小に入ってきた。
その結果、新入生14人全員が女子となり、男子が一人もいなかったという。
児童たちは女子同士で気兼ねなく過ごせる雰囲気を気に入っているようだ。
黒嶋明音 (6)は「男子がいた方が良かったとは思わない。もしおったら、勉強する時にうるさい時もあるから」と男子に手厳しい。
大橋美月さん(6)も「男子がいたら嫌なことを言ってくるかもしれない」と女子だけのクラスを歓迎する。
一方、男子不在を残念がる声も。
山下歩夢さん(6)は「仲良くなりたいけど、おらんから寂しい」と話し、本田千彩さん(6)も「優しい子もいると思うから、いた方が良かった」と男子の在籍を望む。
学校側は、校内清掃や、各学年でグループを作って校内活動する「縦割り活動」などで日ごろから上級生の男子と接する機会はあるとして、新たな交流の場は特段予定していない。
以下ソース
http://mainichi.jp/select/news/20150514k0000m040168000c.html