鰓曳動物(えらひきどうぶつ)の新種が化石の中から発見された。鰓曳動物は、蠕虫状の海産無脊椎動物の一種で、棘のような鋭い歯をを持つ。その形状からペニスワームとも呼ばれている。
ケンブリッジ大学の純古生物学者マーティン・スミスらが、電子顕微鏡を使って110のペニスワームの化石化した歯を調べて分類した。これらは古生物の豊富なウォルコット採石場から出てきたものだが、長年スミソニアン研究所と王立オンタリオ博物館に埋もれていたのだ。
分析の結果、ペニスワームのもっとも一般的なグループであるオットイアの歯の構造が2種類あることを発見した。あらたな種は、オットイア・トライカスパダと名づけられた。
このように、これまで発見されていなくても、注意深く調べてみれば、博物館の倉庫の中に新種が埋もれている可能性があるのではと思わざるを得ない。
ペニスワームの仲間たち
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ペニスワームの動画
https://www.youtube.com/watch?v=JO8EBhGq190
ソース
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52191883.html