「不当逮捕」総連１００人超抗議 不正輸入事件で京都府警に
北朝鮮産のマツタケを不正に輸入した とされる事件で、在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）の京都府本部員ら１００人余りが１８日、
総連の許宗萬議長の次男許政道容疑者（５０）＝外為法違反容疑で逮捕＝ら
「朝鮮特産物販売」（東京都）の関係者３人の逮捕は不当だとして、京都市上京区の府警本部前で抗議した。
午前１１時すぎ、京都と大阪、兵庫、滋賀など６府県の総連地方本部役員らが、
「政治弾圧と人権侵害を断固糾弾する」などと書かれた横断幕を掲げて府警前で「不当弾圧をやめろ」と声を上げた。
その後、総連京都府本部の役員が
「３人は朝鮮産マツタケを日本に輸入したことはない。容疑自体、事実無根。
朝日（ちょうにち）間の懸案問題解決を意図的に妨害しようとしている」
などと山下史雄府警本部長宛ての抗議文を読み上げ、許容疑者らの釈放を要求した。
府警は抗議文を受け取らなかった。
府警はこれまでに同法違反容疑で許容疑者ら５人を逮捕、送検した。
うち貿易会社「東方」（東京都）の社長（６１）ら２人が同法違反の罪などで起訴された。
【 2015年05月18日 15時00分 】京都新聞社
http://www.kyoto-np.jp/politics/article/20150518000078
http://www.kyoto-np.jp/picture/2015/05/20150518135608matsutakekougi.jpg
京都府警本部前に集結し抗議する近畿の在日朝鮮人ら（１８日午前１１時２０分、京都市上京区）