北で覚せい剤製造、韓国人3 人を逮捕・起訴
北の対南工作組織と共謀
北朝鮮の対南(韓国)工作組織と共謀し、
200万人が同時に使用できる量の覚せい剤を北朝鮮で製造していた3人の韓国人が公安当局に摘発された。
ソウル中央地検公安1部(ペク・チェミョン部長)は17日、国家情報院(国情院)と検察庁との合同捜査により、
宅配便ドライバーのK容疑者(62)とB容疑者(68)、H容疑者(56)の3人を逮捕・起訴したと発表した。
3容疑者は北朝鮮の工作組織と連携し、北朝鮮で覚せい剤70キロを製造したとされる。
北朝鮮の対南工作組織が覚せい剤を製造していた事実が韓国の捜査機関によって確認されるのは今回が初めてだ。
検察は、北朝鮮が3容疑者を通じ、
韓国に亡命したファン・ジャンヨプ元朝鮮労働党書記(2010年死去)など反北朝鮮の人物の暗殺を企てようとしていた事実も突き止めた。
公安当局によると、1980-90年代に覚せい剤の製造、流通に関与したとして2回にわたり処罰を受けたB容疑者は、
約20年前から麻薬類の取引を通じK容疑者、H容疑者と知り合ったという。
ソク・ナムジュン記者
2015/05/18 10:49
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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