「金正恩氏、黙らせるために叔母の毒殺を指示」、脱北した北朝鮮元高官が証言―台湾メディア
米CNNは12日、脱北者の話しとして、北朝鮮の金正恩第1書記が昨年5月、
故・金正日総書記の実妹で叔母の金敬姫氏を毒殺するよう直々に命じていたと報じた。12日付で台湾ETtodayが伝えた。
この脱北者は平壌に残した親族や友人らに危害が及ぶのを恐れ、「パク」という仮名を使ってCNNの独占インタビューに応じた。
この人物は脱北者の中でも最高位となる元高官。「パク」氏によると、昨年5月5日ごろ、金正恩氏が直々に金敬姫氏の毒殺を命じた。
「当時は金正恩氏の護衛隊しかこのことを知らなかったが、しばらくすると、高官全員に知れ渡っていた」という。
「パク」氏は、夫の張成沢氏が処刑されてから、金敬姫氏の抗議が続いたことから、「黙らせる」ために毒殺を命じたとの考えを示している。
張成沢氏はかつて北朝鮮のナンバー2と言われた人物だが、13年12月に金正恩氏の命令で処刑された。
金敬姫氏は13年9月以降、公の場に姿を現していない。
病死や自殺説が流れているが、韓国の情報当局は今年2月、国会で生存を主張している。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
2015年05月13日 FOCUSーASIA
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/417512/