【朝鮮総連トップ次男逮捕】ウラン鉱山地域へ支援計画、次男押収資料から判明…核開発制裁に逆行、「密使」役裏付け②
順川は、核燃料となるウランの大規模鉱山があり、北朝鮮が過去に国際原子力機関(IAEA)に核関連施設として申告した。
核実験場がある寧辺(ニョンビョン)と平壌の間に位置し、北朝鮮を代表する化学工業基地でもある。
報告書では名目上、「順川の石炭工場」への支援となっているが、この地域への投資は結果的に北朝鮮による核開発を助け、
核関連施設への援助を禁じた国連安全保障理事会の制裁決議など、核開発阻止に動く国際社会の流れに大きく逸脱することになる。
報告書は2013年ごろに作成されたとされ、支援計画が実施されたかは不明。
政道容疑者は、北朝鮮や第三国への往来が度々確認されており、日本政府の再入国禁止措置で昨年まで訪朝できなかった父、
許宗萬(ジョンマン)・朝鮮総連議長に代わって本国に組織の現状を報告し、指示を受ける「密使」役だったとみられている。
2015.5.13 10:56
http://www.sankei.com/affairs/news/150513/afr1505130019-n2.html