「種ほしい人DM入れといて」…ツイッターで投稿 大麻そそのかし容疑で男追送検
乾燥大麻を自宅に所持していたとして、大麻取締法違反(所持)容疑などで逮捕、起訴され公判中の無職男(39)について、ツイッターで大麻草の栽培や吸引を勧めたとして、近畿厚生局麻薬取締部が麻薬特例法違反(あおりや唆(そそのか)し)容疑で追送検したことが12日、同部への取材で分かった。
同部は、ツイッター上で吸引や栽培の具体的な様子を繰り返し投稿していることなどが、大麻への興味や関心を呼び起こす「あおりや唆し」に当たると判断した。
捜査関係者によると、ネットの匿名掲示板などの書き込みで同容疑が適用された例はあるが、ツイッター投稿での適用は珍しいという。
追送検されたのは、大阪市城東区蒲生の無職の男。
追送検容疑は昨年10月から 今年3月9日ごろの間、ツイッターで大麻草を栽培したり、吸引したりする様子を 投稿し、薬物犯罪をあおり、唆したとしている。
同部によると、男は、不特定多数が閲覧できるツイッターで、細かくした大麻草を紙で葉巻のように巻いて先端に火をつけ、吸引する一連の流れを動画で公開した。
さらに、室内でLEDの照明を当てた大麻草が育つ様子の画像や、「種ほしい人、DM(ダイレクトメッセージ)入れといて」と種子の販売を持ちかけるような文章も投稿しており、違法行為をあおったり、唆したりする意図があったと、判断した。
ほかにもツイッターでは、「俺が大麻解禁の人柱になる」「パクられた(逮捕された)としてもやめない」「悪いことしてるわけじゃない」などと持論を展開していたという。
http://www.sankei.com/west/news/150512/wst1505120075-n1.html