ギリシャ、IMF融資返済で緊急準備金取り崩し=関係筋
2015年 05月 12日 19:06 JST
[アテネ 12日 ロイター] - ギリシャ政府当局者は12日、同国が国際通貨基金(IMF)に前日返済した7億5000万ユーロに
ついて、IMFの口座から緊急準備金を取り崩して、返済の一部に充てたことを明らかにした。
当局者がロイターに対して述べたところによると、ギリシャ政府はIMFの口座から約6億5000万ユーロを引き出した。残りのおよそ
1億ユーロについては、ギリシャ政府の現金準備を充てたとしている。
IMFの口座から引き出した資金は、「数週間以内に」同口座に入金する必要がある、という。
ギリシャは資金が枯渇しつつあると見られ、国際債権団との支援協議もまとまらないなか、ギリシャ政府がIMFに融資を返済する
のか、月内の給与・年金支払いに備えて返済を見送るのか、注目されていた。
ギリシャは結局、融資を期日の1日前に返済。目先のデフォルト懸念は後退した。しかしギリシャのバルファキス財務相が11日、
流動性は「極めて逼迫している」と述べるなど、なお予断を許さない状況だ。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0NX11820150512?sp=true
記事中の"緊急準備金"はいわゆるSDRのことのようです