北朝鮮からマツタケを不正に輸入したとして、京都府警など4府県警の合同捜査本部は12日、
外為法違反容疑で、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)トップの許宗萬議長の次男で、
総連傘下の貿易会社「朝鮮特産物販売」(東京都 台東区)社員の許政道容疑者(50)=東京都足立区竹の塚=を逮捕した。
捜査本部によると、「不当逮捕なので一切協力はできない」と否認している。
捜査本部は、同容疑で同社社長の金勇作(70)=東京都八王子市散田町=、
元社員の会社社長山中和秀(63)=埼玉県草加市吉町=両 容疑者も逮捕した。
いずれも否認しているという。
逮捕容疑は2010年9月27日、経済制裁で輸入が禁じられている北朝鮮産のマツタケ約1.8トン(輸入申告価格約460万円)を中国産と偽って輸入した疑い。 捜査本部は、許容疑者が不正輸入の主導的役割を担っていたとみて全容を解明する。
捜査本部は3月、同区の貿易会社「東方」社長の李東徹被告(61)=外為法違反罪などで起訴=ら2人を逮捕し、
関連先として都内の許議長の自宅などを家宅捜索。
昨年5月には、許容疑者の自宅など十数カ所も捜索していた。
捜査関係者によると、許容疑者は朝鮮特産物販売の社員だが、経営に何らかの形で関与していたとみられる。
李被告は同社で勤務経験があった。
時事通信 5月12日 7時15分配信
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