首相 米議会演説「国会軽視に当たらず」 5月12日 16時38分
安倍総理大臣は衆議院本会議で、安全保障法制の関連法案をことし夏までに成立させる考えをアメリカ議会での演説で明言したことについて、国会軽視には当たらないとしたうえで、関連法案を今の国会で成立させる決意を重ねて示しました。
１２日の衆議院本会議で、民主党の大西健介・政策調査会副会長は「安倍総理大臣は、アメリカ議会での演説で、安全保障法制の関連法案をことしの夏までに成 立させると表明したが、法案が提出すらされていない段階で成立時期を外国で約束するなど、前代未聞であり、国会軽視だ」と批判しました。
これに対し安倍総理大臣は「アメリカ議会での演説で『平和安全法制の成立をこの夏までに』と申し上げ、私の決意を示したが、これは初めて申し上げたのではなく、昨年来、記者会見や国会答弁で繰り返し申し上げてきている。
ことし２月の衆議院本会議でも答弁しており、国会軽視との指摘は全く当たらない」と述べました。
そのうえで「先の衆議院選挙では、去年７月１日の閣議決定に基づき、平和安全法制を速やかに整備することを明確に公約に掲げ、国民の審判を受けた。公約した以上、選挙直後の今の通常国会でその実現を図ることは当然のことだ」と述べ、関連法案を今の国会で成立させる決意を重ねて示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150512/k10010076721000.html