サムスンの衰退が進んでいる、第1四半期も振るわず
販売台数はアップルを上回っているものの、長らく世界トップを走ってきたサムスンの利益は今年に入って明らかに減少している。
今年第1四半期の利益は前年同期比39%減の40億ユーロだった。5月3日、ドイツ紙ディ・ ヴェルトが伝えた。
サムスングループの販売額は全体で12%以上落ちた。
スマートフォンの販売は前年第4四半期より増加したが、携帯電話とタブレット端末が振るわなかったという。
また、 販売の中心は中低価格帯で、利益率も高くない。
サムスンは今年第1四半期に世界の総販売台数の24%に相当する8320万台を販売したと試算される。
一方アップルは6120万台だったが、利益は136億ドルにのぼる。
スマートフォン市場の価格競争は低価格帯だけでなく、高価格帯でも繰り広げられている。
そして中国やインドなどの現地メーカーは韓国を猛烈な勢いで追い上げている。
サムスンは「ギャラクシーS6」と「ギャラクシーS6 エッジ」を発売し、第2四半期の売上への貢献が期待されている。
それでもサムスンの売れ筋は販売コストが高い中低価格帯が中心になりそうだ。
(編集翻訳 浦上早苗)
2015年05月05日 FOCUSーASIA
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/416943/