JR名古屋駅近くで昨年2月、乗用車が歩道にいた14人をはね、重軽傷を負わせたとして殺人未遂の罪に問われた
大野木亮太被告(31)の裁判員裁判が12日、名古屋地裁で始まり、大野木被告は「(起訴状に違うと思う点は)
おそらくないです」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、大野木被告は、攻撃的な被告に悩んでいた母親に向精神薬を飲まされ、副作用で性欲が
減衰したことを知り、家庭や社会に憎悪を募らせたことが犯行の動機だと説明。2013年8月ごろから無差別殺人を考えて
いた大野木被告が、事件当日、名古屋駅近くのレンタカー店で最も排気量の大きい車を借り、人通りの多い歩道に
乗りあげたことから「死者が出なかったことが奇跡に近い。計画性と強い殺意がある」と指摘した。
これに対し、弁護側は、以前から発達障害と診断されていた点を強調し、相手の気持ちを理解しにくく、攻撃的になったと
説明。恐れた家族が自宅を離れて孤立したといい、「このような視点で量刑を判断してほしい」と主張した。
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http://digital.asahi.com/articles/ASH5C5KCDH5COIPE01R.html
12日に開かれた裁判員裁判の初公判で、大野木被告は起訴内容を認めました。続く冒頭陳述で、検察側は
「両親や社会への復讐から無関係の人を無差別に殺害しようとしていて、動機は自己中心的で身勝手。死者が出なかった
ことは奇跡に近い」と犯行の悪質性を指摘しました。
一方、弁護側は、「被告は人の気持ちを理解する能力が乏しい」と述べたうえで、事件の9年ほど前に診断された
「アスペルガー症候群」が影響していると主張しました。(12日13:41)
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0512/tbs_150512_5983700877.html