刑務所に上空からの“ドローン差し入れ”注意喚起
2015年5月12日
首相官邸ドローン事件を受け、法務省は全国の刑務所に対し、ドローンを 使った違法薬物などの不正差し入れを 警戒するよう文書で注意喚起した。
同省矯正局への取材で、11日分かっ た。
矯正局は、ドローンが逃走道具の差し入れや、刑務所内の盗撮などに利用される恐れがあるとしている。
国外ではすでに、ドローンを使った刑務所への麻薬差し入れ事件などが相次いで発生しており、先手を打って“警報”を発令した。
法務省が全国の刑務所にドローン注意報を発令した。
矯正局によると、注意喚起の書面は、先月22日に首相官邸屋上でドローンが発見された事件を受けてのもの。
矯正局から刑務所や少年院、少年鑑別所などの矯正施設の所長に対して4月24日に送られた。
ドローンを使って、覚せい剤、大麻などの違法薬物のほか、たばこや逃走用の道具、武器などが刑務所内に差し入れられる恐れがあるとし、警備を強化するよう求める内容。
ドローンにはカメラも搭載されているため、刑務所内の盗撮にも注意を呼び掛けた。
http://www.nikkansports.com/general/news/1475236.html