[東京 11日 ロイター] -
財務省は11日、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の財政制度分科会に、
社会保障分野以外での歳出見直し案をあらたに提示した。
救急出動の一部有料化などを盛り込み、財政再建に欠かせない歳出改革に本腰を入れるよう促す。
財政審としての提言は5月中に取りまとめ、今夏の財政再建計画に反映させたい考えだ。
地方財政に関連する行政サービスの効率化では、軽症者を対象にした救急出動の有料化を提案した。
総務省消防庁によると、2013年の救急出動件数は591万件と10年間で約2割増加した一方、
約半数が軽症だった。
有料にすることで重症者への対応を迅速化させ、同時に、救急要請を抑えて財政負担を軽減するねらいだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150511-00000063-reut-bus_all