日本企業の中国脱出が急増、夜逃げ同然の経営者も
=韓国ネット「韓国企業は工場も技術も奪われ追い出された」「ベトナムに行けばいい」
2015年6月2日、韓国・聯合ニュースによると、中国に進出した日本企業の撤収がこのところ相次いでいる。
1980年代以降、豊富な労働力と巨大な市場を狙い中国に続々と進出していた
日本企業だが、
ビジネス環境の悪化により事業を畳まざるを得なくなっているのだ。
中には、夜逃げ同然で中国を去る経営者も。
ある日本人経営者は中国に進出し20年、最盛期には従業員200人を抱え、日本の大手アパレルに製品を納めていたが、
ここ数年で実績が急速に悪化し、取引先への支払いもできなくなった。
日本の本社も資金を出せず、ついには逃げるしかない状況に陥ってしまった。
中国に進出した日本企業は2万社を超えるが、最近ではこれ以上の成長を期待できないという雰囲気が支配的だという。
中国の景気の鈍化、ここ5年間で2倍になった人件費、円安といった要素が日本企業を苦しめている。
経済産業省の昨年7月の調査によると、2013年度に中国から撤退した現地法人は205社で、前年度を17社上回った。
これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。
「数年前は韓国企業も同じだった」
「それでも逃げられる日本はまだまし。韓国企業は工場や技術を奪われた上に追い出された」
「日本だけでなく、韓国人も夜逃げする経営者が多いらしい。ベトナムに行けばいいのでは?」
「それでも日本はまだ耐えた方。中国に進出した韓国企業は、ほとんど全部工場がダメになって夜逃げした」
「根拠もなく中国好況論を説く広告のような記事ばかりだったけど、現実を直視した記事が出てきた」
「韓国企業もこれを参考に!中国にこれ以上投資するなんてとんでもない。一日でも早く撤収するのが生きる道だ」
「僕の知人も、中国の安い労働力だけを求めて行ったけど、詐欺に遭って結局は逃げるように帰ってきた」
「使える物はすべて提供してくれるかのように誘致しておいて、後になって金を巻き上げるのが中国人のやり方。
その実態を知らず、人件費が惜しくて中国に投資する韓国企業も、日本企業みたいになる」
「中国人が技術を学んで偽物を作ると、元の企業は廃業する」(翻訳・編集/和氣)
2015年6月4日(木) 7時59分 Record China
http://www.recordchina.co.jp/a110507.html