中国の銀行、不良債権が04年以降で最大の増加-1~3月期
(ブルームバーグ):中国の銀行の不良債権は1 -3月(第1四半期)にここ10年余りで最大の増加となった。
不動産市況低迷と景気減速が重なり、債務不履行が広がった。
中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が8日発表した声明によれば、
不良債権は3月末時点で9825億元(約19兆円)と、年初から1400億元増えた。
入手可能な2004年からの四半期データでは、最大の増加となった。
14年の年間ベースでの新規不良債権の約56%に相当する。
3月末の不良債権比率 は昨年末から14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.39%と、
5年ぶりの高水準。
不良債権に対する引き当てを測るカバレッジレシオは212%と、10年9月以来の低水準となった。
中国の銀行の1-3月利益は計4436億元と、前年同期比で3.7%増えた。
2015/05/08 18:28 JST ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NO0WKO6K50XX01.html