中国、第1四半期の大手工業企業利益2.7%減
国家統計局は1~3月の全国大手工業企業の財務データを発表した。
利益総額は前年同期比2.7%減少、主事業収入利益率は5.18%で、1~2月に比較して0.28ポイント上昇した。
国家統計局工業司の何平博士は「利益の減少幅は若干縮小したものの、経営は依然として厳しい状況にある」と述べた。
4月28日、経済日報が伝えた。
今年1~2月の中国の大手工業企業利益は同4.2%減少したが、
3月の利益の下げ幅は同0.4%減、主事業収入利益率は5.65%となり、状況に改善がみられる。
何平氏は3月について「原材料価格の下落や投資収益の拡大、財務費用の減少が要因」と述べつつ、
「需要は弱く、工業生産の伸びは減速している。
商品価格も低下が続き、販売低迷は在庫増につながっている。
工業企業が逆風にさらされている状況に変わりはない」とも指摘した。
(編集翻訳 浦上早苗)
2015年04月29日 FOCUSーASIA
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/416578/