問題だらけの中国経済 都市はゴーストタウン化 レアアースでは大失敗 (2/2 ページ)
5年前の沖縄・尖閣諸島沖中国漁船衝突事件後、中国は日本に対する嫌がらせのために強引な禁輸措置を取った。
しかし、日本や世界各国は知恵を絞って再生利用したり、ほかの物で代用して省レアアース化を進め、需要を縮小させた。
いまごろになって、中国側は「もう意地悪はしない」「いや、もともと意地悪なんかしていなかった」と主張しているが、時すでに遅しだ。
最後は毎度おなじみ、「中国人の爆買い」に 関する話題だ。
広東省の深●(=土へんに川)市の公安当局は先月13日、
「深●(=土へんに川)住民による香港訪問を週1回に制限する」と発表した。
香港では粉ミルクなど日用品を爆買いする中国人の運び屋のため、
日用品不足や商業施設の混雑が深刻化し、香港住民の反中感情も高まっている。それを収めるのが狙いだ。
粉ミルクがまったくなくなってしまうなど、日常生活を荒らされた香港の人たちにとって、
とんでもない規模でやってくる中国人の爆買いは迷惑以外の何物でもない。
近い将来、東京・ 銀座でもこういうことが起きないともかぎらない。そうならないことを祈っている。
■ビジネス・ブレークスルー(スカパー!557チャンネル)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。
2015.05.10 夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150510/dms1505100830003-n2.htm