自らの女性器の立体的データを提供したとして、わいせつ電磁的記録頒布の罪などに問われている漫画家五十嵐恵被告(43=ペンネーム「ろくでなし子」)の第2回公判が11日、東京地裁で開かれた。
検察が証拠採用や証人尋問の申請を行い、裁判官が認否を判断。3Dプリンターで女性器を再現させた技術者らの証人請求について、弁護側が「関連性がない」と不同意したため、採否は留保された。五十嵐被告の発言の機会はなかった。
五十嵐被告は公判終了後、都内で弁護団とともに公判の内容を報告。出席者から「3Dプリンターで出力したものをわいせつと思うか」と聞かれ、「まったくわいせつではない。刷り出したものは無色で、木目調みたいな感じ。立体的な地形図のようなものにしかならないので、生々しさは再現できないし、医科学的な標本に近い。それを見て興奮する人がいたら、変態かな、と思う」と話した。
http://www.nikkansports.com/general/news/1475016.html