【ギリシャ】これが現政権を支持する低所得者層の感覚らしい ID:hW4ju0J2

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/05/11(月) 06:25:43.80 ID:hW4ju0J2

 カズセセキタス氏が眼鏡店を開いたのは15年前。一人息子は大学生で、地元の大学に通わせて
いるという。毎月の売り上げで息子の学費、生活費、家賃を支払えるほどには稼げているといい、
毎日夕方5時には店を閉めて党の活動に出かける。「シリザの議員は全員、議員報酬の30%を
拠出して、難民や失業者への寄付活動に回している。そのお金で食料や衣料を買って、難民に配る
活動をしている」とカズセタキス氏は言う。

 景気が悪い中でも、何とか店を経営し、おまけに難民支援活動まで続けている。その姿勢にとても
感心したが、続いて聞いたローンの話に驚いた。「税金は数年前から一度も払っていない。滞納額
は1万ユーロくらいになる」。さらに、4年前に事業の運転資金として銀行に借りた5万ユーロも、
一度も返済していないのだと言う。

ユーロ版“徳政令”を夢見る首相と国民

 日本ではあり得ない話だが、カズセタキス氏は悪びれた様子をみじんも見せず、「ほかもみんな
そうしているから、大丈夫だ」と自信満々に答えた。「返すつもりはない。待っていれば、いずれヘア
カット(債務免除)してくれるだろうから」

 最初は理解できなかったが、その後、他の取材を続け、ようやく彼らの感覚が分かってきた。「別に
我々が借金をつくったわけではない。ずるいのは、政治家や脱税している富裕層だ。彼らが贅沢を
してつくった借金を、なぜ我々が身を削って返さなければならないのか」。特に、ギリシャの低所得層
にはそんな鬱憤が蓄積している。

 ただ、税金滞納や銀行の返済無視を口にする人も皆「返済する気はある」という台詞を繰り返して
いた。しかし、根底には、「本来は、我々よりも先にお金を取るべき人間がいる」という被害者意識が
根強いのだという。

 客観的に見れば、それは被害者意識ではなく、当事者意識の欠如にほかならない。「借りたお金は
返すのは道義ではないですか?」と問いかけても、皆不思議そうな顔をしただけだった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20150430/280610/
(一部抜粋)


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