ハンバーガーや小麦粉、衣料品まで…身近な商品の値上げが5月以降も相次ぐ 個人消費に冷や水
急速な円安を背景に、日用品など身近な商品の価格は今年2~4月にかけて順次、値上げされてきた。
さらに、5月以降も値上げに歯止めが かからず、家計の負担は着実に増している。
ただ、その最中で、今年は大企業を中心に昨年を上回る賃上げが実施されているのも事実。
第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストは「物価上昇の影響を、それを上回る賃上げでカバーできるかが重要」 と話す。
今後、賃金改善が遅れている中小企業をはじめ、賃上げの裾野がどこまで広がるかが、値上げ影響を吸収し、個人消費が力強く回復で きるかの大きなカギとなりそうだ。
http://www.sankei.com/economy/news/150510/ecn1505100014-n1.html
・モスバーガー
102品目を値上げ、上げ幅は10~70円
・ヤクルト
ジョアを10円値上げし100円に
23年ぶりの値上げ
・日清フーズ、日本製粉、昭和産業
家庭用の小麦粉やパスタの出荷価格を7月から引き上げ
・永谷園
茶漬けやふりかけなど60品目を約5~10%値上げ
幅広い品目の値上げは25年ぶり
・ユニクロ
秋冬向け商品の2割を平均10%ほど値上げ