風力発電 定期検査義務化へ 事故相次ぎ
2015年5月10日
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落下した風力発電所の風車=2013年3月、京都府伊根町で
経済産業省は風車が落下する事故が相 次いでいる風力発電の事業者に、設備の定期検査を義務付ける。
これまでは自主 的な点検に任せていたが、部品の劣化の見落としが事故につながっているため、事業者に管理を徹底 させる。
今国会で審議して いる電気事業法改正 案に盛り込んでおり、早ければ2016年度から始める。
定期検査の結果は国が審査し、安全に万全を期す。
検査の間隔や対象部品は有識者の議論を経て決める。
経産省によると、風力発電の09年度の事故は39件だったが、10年度は67 件に増えた。
13年度は52件で、事故件数は高止まりしている。
13年3月には京都府で重さ約45トンの風車が落下する事故が起きた。
北海道では13~14年に風車の羽根が折れて道路に落ちたり、近くの電線を切断したりした。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015051002000129.html