タカタが8日発表した平成27年3月期連結決算は、最終損益が295億円の赤字(前期は111億円の黒字)となった。
欠陥エアバッグのリコール(無償の回収・修理)関連の特別損失が556億円となり、従来予想より約50億円増えた。
今期(28年3月期)は200億円の最終黒字に転換する見通しを発表した。
ただ、リコール問題にからむ弁護士費用などで約70億円の特別損失を見込むが、改修台数の新たな増加は織り込んでおらず、損失が拡大する恐れはある
タカタは約1千万台のリコール費用を引き当て済みだが、自動車メーカー各社が北米などで原因究明を待たずに行っている調査リコール分を含めれば、改修対象はすでに2千万台超に上っている。
今後、調査リコール分でもタカタの過失が立証されれば、請求される費用が拡大する可能性がある。
会見した野村洋一郎執行役員は調査リコールの費用について「金額を合理的に算定できず、業績見通しに含めることができない」と説明した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150508-00000555-san-bus_all