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米CNNはこのほど、北朝鮮に不法入国して拘束された韓国人の男子学生、チュ・ウォンムン氏(21)に対するインタビューの様子を放映した。チュ氏は米国永住権を持つニューヨーク大学の学生。自らが拘束されて騒ぎになることで、南北関係に良い影響が与えられるかもしれないと思ったと話している。中国・新華社が7日までに伝えた。
チュ氏は4月22日に中国遼寧省丹東市から鴨緑江を渡って北朝鮮に入り、拘束された。不法入国したとして北朝鮮当局の取り調べを受けている。
報道によると、平壌のホテルでインタビューを受けたチュ氏は「好奇心を抱いて今年2月から行動を考えていた。米国永住権を持つ韓国人の自分が不法入国して拘束され、大きな騒ぎになることで、南北関係に良い影響が与えられるかもしれないと思った」と語った。
チュ氏は2001年に家族と共に米国に移住。今学期は休暇をとっており、仕事を探そうとしたが失敗したという。
拘束され、電話もラジオもインターネットも使えない状況だが、食事は十分に与えられ、健康状態は良好だと語った。韓国当局は北朝鮮に対し、チュ氏やほかに拘束されている韓国人3人の早期解放を求めている。
(編集翻訳 恩田有紀)