半世紀にわたって年金不正受給か、86歳を逮捕 両親 死亡を隠し
死亡した両親の生存を装い年金を不正受給した疑いが強まり、岐阜県警恵那署は7日、詐欺容疑で、同県恵那市
長島町正家、無職、鈴木光枝容疑者(86)を逮捕した。
約半世紀にわたり総額5千万円以上を不正に受け取ったとみているが、大部分は公訴時効(7年)が成立してい る。
逮捕容疑は、両親が生きていると装った現況届を日本年金機構に提出して2013年4月~14年12月、
約260万円の厚生年金をだまし取った疑い。
恵那署によると、「身に覚えがない」と否認している。
鈴木容疑者の父は1968年7月、母は65年4月にそれぞれ死亡した。