維新、「首相寄り」加速か…統一選大阪独り勝ち
野党第2党である維新の党と安倍政権が、じわりと間合いを詰めている。
統一地方選の「大阪独り勝ち」で、野党共闘を目指す江田代表らの存在感が低下し、安倍首相と近い橋下徹最高顧問(大阪市長)の発言権が増したためだ。
橋下氏が進める「大阪都構想」の住民投票(17日投開票)で賛成多数が得られれば、維新と政権が急接近する可能性もある。
◆憲法改正 積極姿勢
「我々としては、統治機構改革を前面に立てて、憲法改正を訴えていく」
先月28日開かれた維新の党憲法調査会の終了後、会長の小沢鋭仁・元環境相は記者団にこう語り、首相が目指す憲法改正への積極姿勢を強調した。
維新幹部は「とにかく具体的な議論に入りたい」と述べる。自民が提案した「緊急事態条項」など3テーマを優先して議論することにも前向きだ。
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20150505/20150505-OYT1I50004-L.jpg
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150505-OYT1T50011.html