まず、結論を書いておこう。「じょうおう」 という読みは、敢えて区切るとすれば、「じょう・おう」 ではなく、「じょ・うおう」 という、一種の 「先祖返り」 だろう。
私はこの推論にかなり自信を持っている。それは、「女王」 の本来の読み (旧仮名による振り仮名) が 「じょわう」 であることに立脚している。
「王」 は本来 「わう」 だったのだ。これは単に表記上の問題だけでなく、実際、最も古い時代には、"wau" と発音されていたのである。
わざわざ実際の発音からかけ離れたイレギュラーな表記をするほど、古代の日本人がへそ曲がりだったわけではない。
当時は実際に 「わう」 と発音していたから 「わう」 と表記しただけのことである。これは、この字の中国語読みが 「ワン」 に近い発音であることからも納得されることと思う。
旧仮名とはいえ、元々は表音一致だったのだ。
故に、「女王」 は、「ぢよわう (jowau)」 - (音便化を経て) - 「ぢょをう (jowo:)」 - 「じょうおう (jo:o:)」 という変化を辿ったのだろう。
(以下のテキストでは、便宜上、「ぢよ」 の部分は、「じょ」 で代用)
上記の図の通りなのだが、このことについての詳細は後で述べることにして、まずは現状の分析から入ろう。
いかソース
http://homepage3.nifty.com/tak-shonai/intelvt/intelvt_049.htm
正確にはもっと複雑らしいがどうなってんだよ、今さら女王様のこと「じょおうさま」なんて呼べないよ
あと自分のスマホでも確かに「じょうおう」では女王に変換できない