平成27年5月3日18時00分 気象庁地震火山部発表
火山活動の状況
4月26日14時頃から大涌谷付近から神山付近の浅い所を震源とする火山性地震が増加しています。
気象庁と神奈川県温泉地学研究所が設置している傾斜計に、この地震活動に関連するとみられるわずかな変動が観測されています。
神奈川県温泉地学研究所によると、5月3日朝より、大涌谷の温泉施設において蒸気が勢いよく吹き出しているのを確認しています。
これらのことから、箱根山の大涌谷浅部における熱水活動が不安定な状態となっており、今後、大涌谷付近では規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があります。
なお、気象庁では、明日(4日)機動観測班を派遣して、現地の状況を確認します。
防災上の警戒事項等
箱根山の大涌谷浅部における熱水活動が不安定な状態となっています。大涌谷付近では規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があります。
箱根山は活火山であることに留意し、地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/315.html